Memories Connected by Colours
April 11th,2025
JOURNAL
DRESSING HABITS
Interview with Kate Finnigan,fashion journalist in London
May 24th,2023
ロンドンを拠点にするファッションジャーナリストのケイト・フィニガンさん。
彼女が寄稿する媒体は、たとえば『The Gentlewoman』や『HOW TO SPEND IT』など、
トレンドに追従するのではなく、スタイルや世界観を提案しているファッションカルチャー誌がほとんど。
フィニガンさんの装いも雑誌のインテリジェンスな提案と重なります。
“モダンプリティッシュスタイル”。そのスタイルは基本的にシンプルです。
フィニガンさんのクローゼットを見ても、ジャケットやシャツ、
それにニットやデニム、ローファーやレースアップブーツなど、
ベーシックなアイテムが多いのが分かります。
ロンドンを拠点にするファッションジャーナリストのケイト・フィニガンさん。彼女が寄稿する媒体は、たとえば『The Gentlewoman』や『HOW TO SPEND IT』など、トレンドに追従するのではなく、スタイルや世界観を提案しているファッションカルチャー誌がほとんど。フィニガンさんの装いも雑誌のインテリジェンスな提案と重なります。
“モダンプリティッシュスタイル”。そのスタイルは基本的にシンプルです。フィニガンさんのクローゼットを見ても、ジャケットやシャツ、それにニットやデニム、ローファーやレースアップブーツなど、ベーシックなアイテムが多いのが分かります。
「私のワードローブに欠かせないのがニットです。ジョン スメドレーのものは2種類あります。今日、アイボリーのシャツの下に着たのはスタンダードな白のタートルネック。ハイゲージのタートルネックは“マストハブ”よね。もうひとつは、まるでボウシャツのような“Vinet”と呼ばれているもの。優秀なタイネックのディテールのおかげでアクセサリーは不要。これ1枚だけでドレスアップしているように見える完成度の高いアイテムですね。ソフィア・コッポラやキャサリン・ヘップバーンのスタイルに影響されて、Aラインシルエットの黒のスカートとよく合わせているかな」
「私のワードローブに欠かせないのがニットです。ジョン スメドレーのものは2種類あります。今日、アイボリーのシャツの下に着たのはスタンダードな白のタートルネック。ハイゲージのタートルネックは“マストハブ”よね。もうひとつは、まるでボウシャツのような“Vinet”と呼ばれているもの。優秀なタイネックのディテールのおかげでアクセサリーは不要。これ1枚だけでドレスアップしているように見える完成度の高いアイテムですね。ソフィア・コッポラやキャサリン・ヘップバーンのスタイルに影響されて、Aラインシルエットの黒のスカートとよく合わせているかな」
「クローゼットにあるとほっとするのがジョン スメドレーのニットウェアだと思う。着回しが利いて、場所を選ばないという利便性はもちろんだけど、ダービーシャーにある工場で職人が1枚1枚作る“MADE IN ENGLAND”であることにも安心感を覚える。私も実際に工場を訪ねたことがあって、機械の作業と手仕事の共存に感動しました。ニット特有のあたたかみは、人の手を介しているからこそ生まれる。そう教わった気がしたんです。ブリティッシュスタイルの魅力には機械だけでは生まれない手作業ならではのおおらかさ、優しい手ざわりがあるかもしれません」
Photography by Guy Bolongaro
Edit by Takuhito Kawashima (kontakt)
「クローゼットにあるとほっとするのがジョン スメドレーのニットウェアだと思う。着回しが利いて、場所を選ばないという利便性はもちろんだけど、ダービーシャーにある工場で職人が1枚1枚作る“MADE IN ENGLAND”であることにも安心感を覚える。私も実際に工場を訪ねたことがあって、機械の作業と手仕事の共存に感動しました。ニット特有のあたたかみは、人の手を介しているからこそ生まれる。そう教わった気がしたんです。ブリティッシュスタイルの魅力には機械だけでは生まれない手作業ならではのおおらかさ、優しい手ざわりがあるかもしれません」
Photography by Guy Bolongaro
Edit by Takuhito Kawashima (kontakt)