240th ANNIVERSARY
with Melissa White
JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)は1784年英国で創業し、今年で240周年を迎えます。
記念すべき年を印象的に彩るメインビジュアルとして、英国のミューラルアーティスト・Melissa White(メリッサ ホワイト)とのコラボレーションアートワークを制作しました。
このアートワークは、2024年5月のLondon Craft Weekで、床から天井まで広がる大きな絵画として発表されました。JOHN SMEDLEYの伝統と長きにわたる繁栄への祝福、JOHN SMEDLEYのコアバリューであるクラフトマンシップ - 職人技・伝統・手仕事 - に対する敬意、JOHN SMEDLEYの過去と現在へのリスペクトを表すとともに、未来へ向けたふさわしい賛辞が込められています。 ぜひ彼女の制作過程とインタビューのムービーをご覧ください。
Movie:JOHN SMEDLEY×Melissa White
Meets The Maker
Discoveries in Lea Mills
アートワークはJOHN SMEDLEYの240年のストーリーを視覚的に物語ります。
石垣が点在し、なだらかな起伏のある英国ダービーシャー州リーミルズの田園地帯。最高級繊維であるmerino wool(メリノウール)の原料となる羊たちと、Sea Island Cotton(シーアイランドコットン)の綿花。繊細なタッチで波打つように描かれた、世界最古の工場を動かす小川のせせらぎ。洗濯物を乾かしているかのように、心地よくダービーシャーのそよ風にそよぐセーターやロング ジョン(※)。日本との貿易や工芸における深いつながりを示す桜の木。そしてJOHN SMEDLEYの製造力と、製造から販売まで一貫して行なうスタイルを示す糸車は、現在でも英国本社に保管されています。
※ロング ジョン(long john)…男性向けの長ズボンタイプのアンダーウェア(股引)。一説には、当時JOHN SMEDLEYが生産していたことから“long john”と呼ばれるようになったと言われている。
コラボレーションを行なうにあたり、メリッサはJOHN SMEDLEY創業以来の拠点である英国ダービーシャー州マトロックの本社工場を訪れました。
「工場を訪問して、私はJOHN SMEDLEYブランドに受け継がれている家族的な伝統に心から感謝しました。そこには、多くの歴史とコミュニティがあります。この確かな継続性により、私はJOHN SMEDLEY製品のすべてが、240年にわたる職人技の調整と情熱によって支えられた最高品質で作られているという信頼を寄せています。」
Documents and hopes for the future
ストーリーが重なり合い、毎回新たな発見があり、見る人を楽しませるようにデザインされたアートワークは、今日のJOHN SMEDLEYの象徴です。
「私たちは常にお客様を驚かせようとしています。すべての目は未来に向けられており、決して立ち止まることはありません。今回の絵画は、私たちのニットウェアと同様に、美しく多面的な日常の贅沢品です。英国ではこのデザインをセーターに取り入れ、着用可能なアート作品を作りました。これは、今後何年も着用できる、JOHN SMEDLEYへの時代を超えた賛歌です。」
- Jess McGuire-Dudley / Deputy Managing Director
ジョン スメドレー社は、ジョン・スメドレー氏が 1784 年に創業し、世界的に有名な高級ニットウェアとして、今日では 2 つのロイヤルワラントを授与される企業となりました。現在8代目となる経営者ファミリーのイアン・マクリーン(MBE - 名誉大英勲章)は、会社と職人技を守るため、責任ある生産方法に取り組んでいます。
「私たちはマシンや生産手法をアップデートするための、抜本的な改革の段階を踏んでいます。温室効果ガス排出量ゼロ(Net Zero)に向けて、CO2 排出量の削減に前向きに取り組んでいます。」
- Ian Maclean MBE / Managing Director
記念すべき年を彩るこの意味深いアートワークを、日本では9月の約1ヶ月間、店舗ディスプレイや公式WEBサイト・SNS・秋冬コレクションのルックブックなど、様々な方法でお客様にお届けします。
ブランドの歴史や製品との思い出に思いを馳せ、ぜひごゆっくりとお楽しみください。
Melissa White
- メリッサ ホワイト -
ジョン スメドレー社が主宰する、英国の職人技の支援を目的とした「QEST(The Queen Elizabeth Scholarship Trust / エリザベス女王奨学金基金)」2007年奨学生。
エリザベス朝の壁画の研究と再現から、古い壁画に根ざした歴史的な職人技と絵画的な雰囲気を捉えた “the patination of time(エイジング加工・ディストレス加工 ― 「時間の艶」を表現する技術)” を特徴とする。過去にはバッキンガム宮殿やフォートナム&メイソンなどに向けた特注のアートも手がけている。