自分に似合う服を探すのは難しいこと。ファッション雑誌にはコーディネートサンプルがあり、本屋に行けば参考書のようなものが棚に
並び、YOUTUBEにもHOWTOコンテンツが溢れています。では、自分ではなく、自分の生活スタイルに合う服は? と考えてみるとどう
でしょうか。90年代以降の東京のファッションシーンを語る上で欠かせない藤原ヒロシさんは、まさにライフスタイルに合う服を選ぶ
達人のような人です。自分ならではのベーシックウェア。数多ある選択肢の中で藤原さんの審美眼にかなったのが、ジョン スメドレーの
シーアイランドコットンのクルーネックニットでした。20年以上着用し続ける理由を聞いてみました。
自分に似合う服を探すのは難しいこと。ファッション雑誌にはコーディネートサンプルがあり、本屋に行けば参考書のようなものが棚に並び、YOUTUBEにもHOWTOコンテンツが溢れています。では、自分ではなく、自分の生活スタイルに合う服は? と考えてみるとどうでしょうか。90年代以降の東京のファッションシーンを語る上で欠かせない藤原ヒロシさんは、まさにライフスタイルに合う服を選ぶ達人のような人です。自分ならではのベーシックウェア。数多ある選択肢の中で藤原さんの審美眼にかなったのが、ジョン スメドレーのシーアイランドコットンのクルーネックニットでした。20年以上着用し続ける理由を聞いてみました。
Hiroshi is internationally known as one of the founding fathers of the 1990s Tokyo fashion scene.
「とにかくシーアイランドコットンであれば、着たときに体にまとわりつかない。着やすさというのが、ジョン スメドレーを
着続けている一番の理由なのかもしれません。一年中着ている肌着のような感覚で着ているんです。メリノウールで編み立て
られた秋冬のニットウェアももちろん数着持っているのですが、ウールは素材の重みから、例えば袖をまくると次第に下がって
くるんです。だけども、シーアイランドコットンの場合は、いてほしい場所にとどまってくれる。この感じが心地いいんですね」
藤原さんの自宅のクローゼットには、20~30着ほどあるジョン スメドレーのクルーネックセーター。タグをみると藤原さんと
ジョン スメドレーが長い付き合いであることは明確です。昔のタグのものや藤原さんが主宰するフラグメントデザインとの
コラボレーションのものまで、サイズ感やフィット感が異なるさまざまなクルーネックセーター。しかしトーンは一貫して
ベーシックなものばかり。グレー、ブラック、チャコールなどジョン スメドレーでいうレギュラーカラーのものがほとんどです。
「こんなにたくさん持っているのですが、実はケアと言われるようなケアはまったくしてないんですよね。わざわざクリーニング
屋に行くこともしていません。一日着たら、毎回自宅の洗濯機にいれてボタン押して、洗濯、そのあと2時間ほど乾燥。乾燥機から
出すと軽く畳んで、ランドリーボックスにそのまま置いているんです……。綺麗に着たいという人に乾燥機はオススメできないの
ですが、自分の場合は単純にめんどくさがり屋な一面があるというのと、コットンならではのシワ感も好きなので、そのまま着て
しまっていますね。そもそも自宅にアイロンがないんです。ジョン スメドレーに限らず、基本的に細かいケアを必要としない良質
なものを選んでいるのかもしれませんね。ジョン スメドレーも何も恐れずしょっちゅう洗濯しちゃっています」
「とにかくシーアイランドコットンであれば、着たときに体にまとわりつかない。着やすさというのが、ジョン スメドレーを着続けている一番の理由なのかもしれません。一年中着ている肌着のような感覚で着ているんです。メリノウールで編み立てられた秋冬のニットウェアももちろん数着持っているのですが、ウールは素材の重みから、例えば袖をまくると次第に下がってくるんです。だけども、シーアイランドコットンの場合は、いてほしい場所にとどまってくれる。この感じが心地いいんですね」
藤原さんの自宅のクローゼットには、20~30着ほどあるジョン スメドレーのクルーネックセーター。タグをみると藤原さんとジョン スメドレーが長い付き合いであることは明確です。昔のタグのものや藤原さんが主宰するフラグメントデザインとのコラボレーションのものまで、サイズ感やフィット感が異なるさまざまなクルーネックセーター。しかしトーンは一貫してベーシックなものばかり。グレー、ブラック、チャコールなどジョン スメドレーでいうレギュラーカラーのものがほとんどです。
「こんなにたくさん持っているのですが、実はケアと言われるようなケアはまったくしてないんですよね。わざわざクリーニング屋に行くこともしていません。一日着たら、毎回自宅の洗濯機にいれてボタン押して、洗濯、そのあと2時間ほど乾燥。乾燥機から出すと軽く畳んで、ランドリーボックスにそのまま置いているんです……。綺麗に着たいという人に乾燥機はオススメできないのですが、自分の場合は単純にめんどくさがり屋な一面があるというのと、コットンならではのシワ感も好きなので、そのまま着てしまっていますね。そもそも自宅にアイロンがないんです。ジョン スメドレーに限らず、基本的に細かいケアを必要としない良質なものを選んでいるのかもしれませんね。ジョン スメドレーも何も恐れずしょっちゅう洗濯しちゃっています」
Since2019, Hiroshi Fujiwaraʼ s FRAGMENT DESIGN has collaborated with John Smedley on three different occasions.
藤原さんが過去にフラグメントデザインで手がけてきたプロダクトを改めてみると、一目瞭然なことがある。それはコラボレーション
してきたブランドは基本的に藤原さんが日常から使用しているものであるということ。当然ジョン スメドレーもそのひとつ。
「僕が使い続けているものってモノから歩み寄ってこないものがほとんどなんですよね。どういう意味かというと、ジョン スメドレー
でも、タイトフィットが流行っているからといって、タイトフィットにしたって様なものはあんまり目にとまらないんです。
コンバースのチャックテイラーとかニューバランスのグレーとかジョンスメドレーのニットとか、凛とした姿でずっとあるものだと
思うんです。そんな姿に僕の方から、『ジョン スメドレーのニットまた着たいな』って、僕の方から歩み寄って購入する感じなんです。
押し付けがましくないというか……」ライフスタイルに合うものを選ぶ。そこからはみ出したもの選ばない。これが藤原さんのもの
選びです。
「だからスーツは着ないんです。結婚式もほとんど出ないですし、授賞式も基本お断りしています。ドレスコードのあるレストランも
分かっていたら行かないかもしれない。フォーマルウェア縛りを捨てているんです。タキシードなんて一度も着たことないんじゃない
かな。それにこれからも着ることはないと思います」
藤原さんが過去にフラグメントデザインで手がけてきたプロダクトを改めてみると、一目瞭然なことがある。それはコラボレーションしてきたブランドは基本的に藤原さんが日常から使用しているものであるということ。当然ジョン スメドレーもそのひとつ。「僕が使い続けているものってモノから歩み寄ってこないものがほとんどなんですよね。どういう意味かというと、ジョン スメドレーでも、タイトフィットが流行っているからといって、タイトフィットにしたって様なものはあんまり目にとまらないんです。コンバースのチャックテイラーとかニューバランスのグレーとかジョンスメドレーのニットとか、凛とした姿でずっとあるものだと思うんです。そんな姿に僕の方から、『ジョン スメドレーのニットまた着たいな』って、僕の方から歩み寄って購入する感じなんです。押し付けがましくないというか……」ライフスタイルに合うものを選ぶ。そこからはみ出したもの選ばない。これが藤原さんのもの選びです。
「だからスーツは着ないんです。結婚式もほとんど出ないですし、授賞式も基本お断りしています。ドレスコードのあるレストランも分かっていたら行かないかもしれない。フォーマルウェア縛りを捨てているんです。タキシードなんて一度も着たことないんじゃないかな。それにこれからも着ることはないと思います」
こちらのインタビュー記事の他、21SPRING / SUMMERのシーズンルックなどが掲載されたスペシャルなカタログを
JOHN SMEDLEY 直営店及び、オンラインストア(ご購入いただいた方)にて配布させていただいております。
※数に限りがございますので、なくなり次第配布終了とさせて頂きます。カタログのみの配送はお受けできません。
こちらのインタビュー記事の他、21SPRING / SUMMERのシーズンルックなどが掲載されたスペシャルなカタログをJOHN SMEDLEY 直営店及び、オンラインストア(ご購入いただいた方)にて配布させていただいております。※数に限りがございますので、なくなり次第配布終了とさせて頂きます。カタログのみの配送はお受けできません。